オフィスのLAN配線をキレイに整理するポイント

オフィスのLAN配線をキレイに整理するポイント

オフィスを見回した時、LAN配線や電源ケーブルなどが多く何となく汚く見えて、オフィスがすっきりしないと感じたことはありませんか? 特に最近のオフィスはネットワーク機器が増え、それに合わせてケーブル類も当然の様に増えています。

せっかく身の回りを綺麗にしていても、絡まった配線が見えては台無しですよね。見た目がゴチャゴチャした配線が綺麗になれば、一気にオフィスもすっきり見えるはず。そう、いかにゴチャゴチャした配線を綺麗に整理することが出来るかが、スッキリしたオフィスにするためには重要なのです。

そこでここからは、オフィスのLANケーブルなどの配線の整理するコツをいつくかご紹介したいと思います。

目次

  1. オフィスのLANケーブル・配線を ”キレイ” に整理するコツ
  2. まとめ

1、オフィスのLANケーブル・配線を ”キレイ” に整理するコツ

それでは、何かと嵩張ってしまうLANケーブルなどを整理してキレイな状態を保つコツをご紹介していきたいと思います。
主にパソコン周りや足元といった一般的に嵩張ってしまう箇所をご紹介いたします。

まず、LAN配線工事の際に実践しておくと良いコツとして、

  • LAN配線のケーブルを色分けしておく

    ケーブルは役割ごとに色分けをすることで、LANケーブルが増えて密集しても区別しやすくなります。
    例えば、ハブとルーターを繋ぐものは「ピンク」、ハブから各端末へ繋ぐものは「青」、その他は「白」など、色分けしておくと、何のLAN配線なのかひと目で分かりますよね。

  • 埋め込みケーブルにはタグを付けておく

    現在のオフィスは、二重床のフリーアクセスフロアになっており、配線類は床下に埋め込むことが多くなっています。
    その際、埋め込むLANケーブルなどにはタグに何の配線なのか明記しておくことが大切です。

専門業者に依頼する際は別途依頼し、もし自社で行う場合は実践しておくことをおススメします。

では、ここからは個別に整理するコツをご覧ください。

<h4class=”blue2 li-heading”>◇パソコン周りや机上の配線を整理するコツ

まずは机上のケーブル類は、デスクトップPCやノートPC、その付属の電源ケーブルやマウス、スピーカー、LANケーブルなど、何かを繋げようとすると「ケーブル」はどうしても嵩張ってごちゃごちゃになりがちですよね。

そこで、是非使っていただきたいのが ”ケーブルアクセサリー” ! これを使えばごちゃごちゃしたケーブルをキレイに整理することができます。では、オススメのケーブルアクセサリーをいくつかご紹介いたします。

  • 「ケーブル結束バンド」

    今では、ケーブルタイ、結束タイ、インシュロックとも呼ばれている小さくてスマートな結束バンドです。これを使えば簡単にケーブルを結束することが出来ます。100均でも販売されていますが、amazonなど通販でも購入可能です。その使い方は、

    1. ➀まとめたいケーブルに結束バンドを廻し込んで、穴に先端部分を通すことでケーブルを結束します。
    2. ➁穴からはみ出した先端部分をハサミなどで切り落とします。その際、切断面を極力減らすことがポイントです。

    と、簡単です。また、ツメを外せる物も有りますが、一般的には一度締めると外す際は切断が基本です。

  • 「スパイラルチューブ」

    何かと便利と噂の「スパイラルチューブ」。らせん状に巻きついている樹脂製のチューブです。その利点は、複数のケーブルを全体的に包みつつ、中のケーブルは多少自由に動かすことが出来ることです。ケーブルを配線する方向を変えるときなどは最適です。使い方は、複数本ケーブルを、スパイラル(らせん)状のチューブに巻き付けてケーブルを束ねていきます。巻き付けられたケーブルが1本のケーブルの様に見えて見た目にもスッキリ。ただ難点として、斜めに巻く感じでまとめていくので、作業が面倒な事です。

  • 「ファイバータグ」

    ファイバータグは、ケーブルの識別に便利な記入できる良質なファイバー製です。鉛筆やボールペンで記入でき、埋設ケーブルは勿論、パソコンの裏面など、取り外した際分からなくなってしまいそうなケーブルに巻き付けておくと非常に便利です。

以上、3点のアクセサリーを使うだけでも、かなりすっきり整理できると思います。その他にも、「ケーブルチューブ」、「マーカータイ」「メープルステッカー」などのアイテムがありますので、上手に可勝代して机上をすっきり整理しちゃいましょう。

◇足元の配線を整理するコツ

普段は見えないところですが、主に電源ケーブルなどが入り混じり、見た目も悪くどの機器のケーブルなのか判別できないのではないでしょうか。更に機器が増えれば大変ですよね。

特に、ホコリの溜まり場になっていないか注意しておく必要があります。ホコリが付着し湿気でショートすると火花が出て出火する可能性が無いとは言えず、ホコリは喘息(ぜんそく)の原因の1つとも言われ、ダニやゴキブリといった害虫の発生原因でもあります。

ケーブルが集中する電源周りは、「ケーブルボックス」で隠すのがおススメです。ケーブルボックスは、電源タップやケーブル類を収納する箱です。側面数ヶ所に穴が開いていて、機器につなぐ電源ケーブルを通せるようになっており、大きさはティッシュペーパーの箱くらいで圧迫感を感じさせません。

次は、配線がいくら綺麗にまとまっても、床を這っている配線は邪魔のものです。ここで登場するのが、王道の「モール」、「プロテクタ」ではないでしょうか。もちろん、最初の専門業者による工事の際には、モールを使ってしっかり配線してくれると思いますが、当然ネットワーク機器は増えてしまうものです。

モールやプロテクタはホームセンターや大型家電店、通販でも購入でき、誰でも簡単に床に這った配線をキレイに整理することができます。ここでは、一般的な整理するコツをご紹介しましたが、主に100均の商品で工夫しながら整理できるので、見た目にもかっきりキレイにオフィス内を整理していきましょう。

2、まとめ

現在のオフィスは、ネットワーク機器を使うことが当たり前となり、社員1人に1台PCが支給され、周辺機器も含めると結構な数量になってしまいます。それに伴ってケーブル類も机上や床下に増えて行ってしまうものです。

ごちゃごちゃ嵩張ってしまうと、見た目にも衛生的にも悪くなってしまうので、ここでご紹介した”ケーブルアクセサリー”を上手に利用して、見た目がキレイになれば仕事もはかどると思います。これからでも遅くはないので、しっかり配線ケーブルを整理していきましょう。