LAN配線工事でネットワーク構築に必要な機器とは?

LAN配線工事でネットワーク構築に必要な機器とは?

皆さまが日ごろ何気なく使っているインターネットですが、様々な機器を結びネットワークを構築することで使えるようになっています。その中の1つでもトラブルが起こってしまうと利用できなくなってしまう大切な機器になります。ネットワーク環境に詳しい方ならご存知かと思いますが、

  • ルーター
  • ハブ(HUB)
  • LANケーブル

と、有線LANにおいては以上の機器が必要になります。そこでここでは、それぞれの機器の仕組みやどんな役割を果たしているのか、また、どの製品が人気なのかご紹介していきましょう。

目次

  1. ネットワーク構築に必要な機器とは?それぞれの役割を知っておこう
  2. まとめ

1、ネットワーク構築に必要な機器とは?それぞれの役割を知っておこう

オフィスでネットワーク環境を構築するためには、様々な機器が必要になります。
冒頭でも説明した通り、

  • ルーター
  • ハブ(HUB)
  • LANケーブル

が必要になります。それでは、それぞれの機器の仕組みや役割をご説明いたします。

■「ルーター」の仕組みと役割

一般的には、外部のネットワーク(インターネット)と接続するときに使用される機器。ルーターとは、ネットワーク(LANとLAN,LANとWAN)間の接続を行うネットワークデバイスのひとつです。

ネットワークを構築する中心装置であり、PC・周辺機器などの端末機器をLANケーブルで繋ぐことにより、端末機器をインターネットに接続、端末機器同士で通信を行うことができます。
その接続形態によって2つのタイプがあります。

  1. リモートルーター
    専用回線やISDNなどのWANの通信回線を介して接続されるルーター。リモートルーターの接続先は他のWANにある別のリモートルーターで、相互のLANがWANを介して接続するため、LANインターフェースも備えています。
  2. ローカルルーター
    LAN同士を相互接続するルーターを言います。他のネットワークとの接続の窓口となり、リモートルーターとの違いは、公衆電話回線や専用線といった、LAN以外の通信回線を介さないネットワーク間の接続のみを行うことです。

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■「ハブ(HUB)」の仕組みと役割

ハブ(HUB)は、ネットワークを分岐/中継する機器。複数の有線接続ポートを備えており、ルーターの接続ポートとLANケーブルで結ぶことにより、ハブの残りポートへ端末をつなぐことでネットワーク接続が可能になるため、ルーター→ハブ→PCとつなぐことで複数のパソコンでインターネットに接続することができます。
ハブが使われるのは、主にパソコンや周辺機器をネットワーク構築する際に、ルーターのポートがすべて埋まっているときなどです。

そのハブには、5ポート、8ポート、12ポートなど差込口の数が違うものがあります。
単純に接続したいパソコンやネットワーク機器の数に応じて選びます。一般的にオフィス用では8~12ポートなどが多くなっています。

こちらも、ハブ(スイッチハブ)で、どのような機器に人気があるのか『Amazon』の売れ筋ランキングをご紹介いたします。

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■「LANケーブル」の仕組みと役割

LANケーブルは、オフィスのネットワークを構築するためのケーブルです。ルーターやネットワークハブなどの通信機器と、PCやプリンターといった端末を有線で接続する時に使用されます。これにより、PC、プリンターなどと相互にデータ通信ができるようになります。

LANケーブルには色々な種類があり、「カテゴリー」と呼ばれる規格で性能が分かれています。そのカテゴリーには、「カテゴリー5」から「カテゴリー7」まであり、カテゴリーごとに細かな違いはあります。もっとも注目すべきポイントは通信速度です。接続する機器によって使い分けられています。ちなみに、LANケーブルのカテゴリーは「CAT」と表されます。その違いは、次の通りとなります。

カテゴリー 通信速度 伝送帯域
カテゴリー5(CAT5) 100Mbps 100MHz
カテゴリー5e(CAT5e) 1Gbps 100MHz
カテゴリー6(CAT6) 1Gbps 250MHz
カテゴリー6A(CAT6A) 10Gbps 500MHz
カテゴリー7(CAT7 10Gbps 600MHz

一般的なオフィスでは「カテゴリー5e(CAT5e)」が使用されています。この「e」とは、エンハンスト(enhanced=高まった)のe、つまりCat5ケーブルの強化版。光回線の普及により、カテゴリー5では通信速度が不十分になってきたために改良された規格です。

2、まとめ

ご紹介した、ルーター、ハブ(HUB)、LANケーブルは、オフィスのLAN配線工事の際のネットワーク構築には欠かせない機器です。基本は「ルーター → ハブ → PC」でネットワークが成立しており、各機器をつなぐ役割がLANケーブルとなります。

一般的には、LAN配線工事を依頼する業者が用意してくれるものですが、ご紹介したとおりAmazonなどの通販や家電量販店でも購入できますので、工事の見積もり内容によって自分で用意することもできます。